こんにちは、アロマかあさんです🌿
「突然、心臓がバクバクして息が苦しくなった」
「このまま倒れる、死んでしまうかもしれないと思った」
「また発作が起こるのが怖くて、電車や外出を避けている」
このようなつらさを、一人で抱えていませんか(>_<)?
パニック障害は、気持ちの弱さや性格の問題ではありません。突然の強い恐怖とともに、動悸、息苦しさ、めまい、発汗などが現れる「パニック発作」を繰り返し、発作への不安や行動の制限が続く病気です。現在は「パニック症」とも呼ばれます。
適切な治療によって改善を目指せるため、日常生活に支障があるときは我慢せず、心療内科や精神科へ相談することが大切です💡
この記事では薬剤師でもあるアロマかあさんが、
- パニック障害の症状と原因
- パニック発作が起きたときの対処法
- 病院へ行く目安と受診する診療科
- 薬物療法・認知行動療法
- 電車、仕事、妊娠中の考え方
- アロマにできること・できないこと
を、できるだけ分かりやすく解説します😊
アロマはパニック障害を治療するものではありません。医療を補うリラックス方法の一つとしてご紹介します。
パニック障害とは?
パニック障害とは、予期しないパニック発作が繰り返し起こり、
- また発作が起こるのではないかと心配する
- 発作が起こりそうな場所を避ける
- 外出や仕事などの行動を変える
といった状態が続く病気です😢
一度だけパニック発作を経験しても、必ずパニック障害になるわけではありません。発作を繰り返し、その後も強い不安や回避行動が続いて生活に影響しているかどうかが重要です。
パニック発作・予期不安・広場恐怖
パニック障害では、主に次の三つが問題になります。
- パニック発作
突然、強い恐怖や不快感とともに、さまざまな身体症状が現れます。 - 予期不安
「また発作が起こるかもしれない」と、発作がないときにも不安が続く状態です。 - 広場恐怖
発作が起きたときにすぐ逃げられない、助けてもらいにくいと感じる場所を避ける状態です。
電車、バス、高速道路、エレベーター、人混み、美容院、映画館などが怖くなり、外出範囲が狭くなることもあります😵
パニック障害の主な症状
パニック発作では、次のような症状が急激に現れることがあります。
- 動悸、脈が速くなる
- 息苦しさ、息が吸えない感じ
- 過呼吸
- 胸の痛みや圧迫感
- めまい、ふらつき
- 発汗
- 手足の震え
- 吐き気、腹部の不快感
- 喉が詰まる感じ
- 手足や口の周りのしびれ
- 寒気またはほてり
- 現実感がなくなる感覚
- 自分をコントロールできなくなる恐怖
- 死んでしまうのではないかという恐怖
発作は突然始まり、多くは比較的短い時間のうちに強くなります。動悸や呼吸困難などがあるため、心臓や肺の病気だと思って救急受診する方も少なくありません😣
パニック発作が起きたらどうすればいい?
まず安全な場所へ移動する
車の運転中や階段、駅のホームなどにいる場合は、できる範囲で安全な場所へ移動します。
座れる場合は腰かけ、きつい衣服をゆるめましょう。
「発作は波のように変化する」と思い出す
発作中は「このまま悪化し続ける」と感じますが、不安は一定ではなく、強くなった後に少しずつ変化していきます。
「今は発作の波が来ている」
「この感覚はずっと同じ強さでは続かない」
と、短い言葉で自分に伝えてみましょう。
息を大きく吸いすぎず、ゆっくり吐く
パニック発作では、息を速く深くしすぎる過換気が起こることがあります。過換気になると、めまい、しびれ、息苦しさがさらに強く感じられる場合があります。
「たくさん吸わなければ」と頑張るのではなく、
- 肩の力を抜く
- 鼻から楽な量を静かに吸う
- 口からゆっくり吐く
- 吐く時間をやや長めにする
ことを意識します。
秒数を厳密に守ったり、苦しいのに息を止めたりする必要はありません。呼吸は無理のない範囲で、静かに整えましょう。公的な呼吸法の案内でも、苦しくない範囲で穏やかに吸い、ゆっくり吐くことが勧められています🌟
紙袋を口に当てない
以前は過呼吸に紙袋を使う方法が知られていましたが、別の病気による呼吸困難だった場合に危険です。自己判断で行わないでください。
五感を使って「今」に意識を戻す
周りにあるものを、心の中で確認します。
- 見えるもの
- 聞こえる音
- 足の裏が床に触れている感覚
- 手に触れているもの
- 部屋の温度
身体の感覚を無理に消そうとせず、今いる場所へ意識を戻す方法です🌟
初めての発作や強い胸痛は「パニック」と決めつけない
動悸や息苦しさ、胸痛は、パニック発作以外の病気でも起こります。
次の場合は自己判断せず、救急受診や119番を検討してください。
- 初めて経験する激しい胸痛や呼吸困難
- 胸の痛みが長引く、または悪化している
- 意識を失った
- 片側の手足が動かしにくい
- ろれつが回らない
- 冷や汗を伴う強い胸部症状
- 唇が紫色になる
- 重いアレルギー症状が疑われる
- 不整脈や心臓病の治療中で、いつもと違う症状がある
「以前パニック発作と診断されたから、今回も同じ」とは限りません。いつもと違う症状は医療機関へ相談しましょう🏥
パニック障害の原因は?
パニック障害の原因は一つに決められるものではなく、複数の要因が関係すると考えられています。
脳内の不安反応
危険が差し迫っていない場面でも、身体の警報反応が強く働き、動悸や呼吸の変化などが起こることがあります😣
「脳の誤作動」と表現されることもありますが、単純な機械の故障ではありません。体質、ストレス、身体感覚の受け止め方、生活環境などが複雑に関係します。
身体感覚への強い不安
少し脈が速くなっただけでも、「心臓の病気かもしれない」「倒れてしまうかもしれない」と受け取ると、恐怖によってさらに動悸や呼吸の変化が強まり、発作につながることがあります💦
ストレスや生活の変化
仕事、人間関係、育児、病気、睡眠不足などが重なった時期に発症する方もいます。
ただし、明確なストレスが見当たらないからといって、症状が気のせいということではありません💡
パニック障害になりやすい人はいる?
「心配性だからなる」「精神的に弱い人がなる」と決めつけることはできません。
真面目な人や責任感の強い人にも起こりますし、特定の性格だけが原因ではありません。
また、発作を避けるために、
- 電車へ乗らない
- 一人で外出しない
- 飲み物や薬を常に持つ
- 出口に近い席だけを選ぶ
といった行動が増えることがあります。
一時的には安心できますが、回避が増えると「その行動がなければ危険」という感覚が強まり、行動範囲が狭くなることがあります。認知行動療法では、このような不安を維持する考え方や行動を少しずつ見直していきます。
カフェインやアルコールとの関係
コーヒー、エナジードリンクなどのカフェインによって、動悸や震え、不眠が強くなる方がいます☕
カフェインを飲むと症状が出やすいと感じる場合は、量を減らしたり、デカフェへ切り替えたりして様子を見ましょう。
アルコールは一時的に不安が軽くなったように感じても、睡眠の質を下げたり、翌日の不安を強めたりすることがあります。また、向精神薬との併用が危険な場合もあります🍶
急にすべてを禁止する必要はありませんが、症状との関係を記録し、主治医や薬剤師へ相談してください。
パニック障害は何科を受診する?
繰り返すパニック発作や予期不安がある場合は、次の診療科が主な相談先です。
- 精神科
- 心療内科
- メンタルクリニック
一方、初めての強い動悸や胸痛、息切れがある場合は、循環器内科や内科などで身体疾患がないか確認することも大切です。
甲状腺疾患、不整脈、呼吸器疾患、貧血、薬やカフェインの影響など、似た症状を起こす原因がないかを確認したうえで診断されます。
パニック障害の治療法
パニック障害の主な治療は、薬物療法と認知行動療法です。どちらか一方、または両方を組み合わせます。
認知行動療法
認知行動療法では、
- 発作の仕組みを理解する
- 身体感覚を危険だと受け取りすぎる考えを見直す
- 避けている状況へ段階的に慣れていく
- 不安が自然に変化する経験を重ねる
などを行います。
単に「前向きに考える」療法ではありません。治療者と相談しながら、無理のない計画で取り組む専門的な治療です。国立精神・神経医療研究センターや厚生労働省でも、パニック症に対する認知行動療法の研修・マニュアルが公開されています。
薬物療法
症状や体質に応じて、抗うつ薬や抗不安薬などが使われます。
抗うつ薬は「うつ病の薬」という名前ですが、パニック障害の治療にも使われます。効果が現れるまでに時間がかかる場合があり、飲み始めに吐き気や不安感などが出ることもあります。
薬は急に中止すると症状が悪化したり、離脱症状が出たりすることがあります。調子がよくなっても、自己判断で減量・中止せず、必ず主治医と相談してください。
漢方薬は使われる?
症状や体質に応じて漢方薬が処方されることもありますが、「パニック障害ならこの漢方」と一律に決まるものではありません。
漢方薬にも副作用や飲み合わせがあります。市販品を複数組み合わせず、医師や薬剤師へ相談しましょう。
電車に乗るのが怖いとき
パニック障害では、途中ですぐ降りられない電車に強い不安を感じることがあります。
治療では、いきなり長距離に挑戦するのではなく、
- 駅まで行く
- 改札付近で過ごす
- 一駅だけ乗る
- 比較的空いている時間に乗る
- 徐々に距離を延ばす
というように、段階を細かく分ける方法があります💡
ただし、自己流で無理をして強い失敗体験になると、不安が強まる場合があります。できれば主治医や認知行動療法の専門家と計画を立てましょう🏥
パニック障害でも仕事は続けられる?
症状の程度や仕事内容によって異なります。
環境調整として、
- 時差出勤
- 在宅勤務
- 休憩場所の確保
- 通院時間への配慮
- 業務量の一時的な調整
- 短時間勤務
などを相談できる場合があります。
無理に隠して耐え続ける必要はありません。主治医へ仕事内容や通勤状況を伝え、職場への説明方法や診断書の必要性を相談しましょう。
妊娠中のパニック障害と薬
妊娠中や妊娠を考えているときも、薬を自己判断で中止しないでください。
薬を続けるリスクだけでなく、症状が悪化して食事や睡眠、通院が困難になるリスクも含めて検討する必要があります。
精神科・心療内科と産婦人科の両方へ、
- 妊娠を希望している
- 妊娠が分かった
- 授乳を予定している
ことを早めに伝え、薬の種類や量を相談しましょう。
パニック障害にアロマは効果がある?
アロマテラピーは、精油の香りを吸入したり、希釈して肌へ使用したりする補完的な健康法です。
ただし、アロマでパニック障害を治せるという十分な根拠はありません💦
ラベンダーと不安に関する研究はありますが、製品や使用方法が異なり、芳香による効果については明確な結論が出ていません。パニック障害そのものへの治療効果も確認されていないため、医療の代わりにはできません。
一方で、好きな香りを、
- 休息へ切り替える合図
- ゆっくり呼吸するきっかけ
- 外出時の安心材料
- 就寝前の環境づくり
として取り入れることはできますヽ(^o^)丿
香りを「発作を止める道具」にしすぎると、「香りがなければ危険」という不安につながる場合があります。治療の妨げにならない範囲で、心地よい生活習慣として使いましょう🌸
不安なときに取り入れやすい香り
精油の選び方で最も大切なのは、一般的な評判よりも、本人が「心地よい」と感じることです。苦手な香りを無理に使う必要はありません。
ラベンダー
穏やかなフローラル系の香りです。就寝前や緊張した日の気分転換に使いやすい精油ですが、パニック障害を治療するものではありません。
スイートオレンジ
明るく親しみやすい柑橘の香りです。朝や日中に気分を切り替えたいときに取り入れやすいでしょう。
フランキンセンス
静かで深みのある香りです。落ち着いた空間で、穏やかに呼吸を整えたいときに向いています。
自分でブレンドするのが少し面倒、という方には、フランキンセンスをベースにした市販のアロマスプレーを取り入れる方法もあります。
ローマンカモミール
甘さのある柔らかな香りです。香りが濃く感じられることもあるため、少量から試しましょう。
ベルガモット
爽やかさとほのかな苦みのある柑橘系の香りです。肌に使用する場合は、製品によって光毒性への注意が必要です。
ベルガモットを軸にしたブレンドオイルも市販されています。単品精油を組み合わせるのが難しいと感じる方は、こうした市販ブレンドから試してみるのも一つの方法です。
ドテラのブレンドオイルを取り入れるなら
ドテラ バランス
ウッディーで落ち着きのある香りです。朝の身支度や、気持ちを切り替えたい時間の芳香に使えます。
アダプティブ
柑橘やラベンダー、ミントなどを感じる軽やかな香りです。外出前や仕事の合間のリフレッシュに取り入れやすいブレンドです。
コンソール
甘さと深みのある香りが特徴です。悲しさや心細さを感じる日の、静かな休息時間に向いています。
これらは医薬品ではなく、パニック発作を予防・治療する製品ではありません。好きな香りを楽しむ目的で使いましょう。
安全なアロマの使い方
ティッシュやアロマストーン
ティッシュやアロマストーンに1滴垂らし、少し離れた位置から香りを楽しみます。強く何度も吸い込む必要はありません。
ディフューザー
最初は1〜2滴、短時間から始めます。頭痛、吐き気、咳、息苦しさなどを感じたら使用を中止し、換気してください。
持ち歩く場合
ハンカチへ直接垂らすと、肌や目に触れることがあります。ケースに入れたアロマストーンや、密閉できる香り用アイテムを使うと扱いやすいでしょう。
外出先や電車の中など、精油を扱いにくい場面では、そのままシュッと使えるアロマスプレータイプが便利です。バッグに入れておけば、香りを取り入れるきっかけとして手軽に使えます。
肌への使用
肌へ使う場合は、必ず製品表示に従って希釈します。パニック発作中は、刺激を強く感じることがあるため、新しい精油を試したり、胸元や顔の近くへ塗ったりするのは避けましょう。
注意したいこと
- 精油を飲んでパニック障害を治そうとしない
- 原液を肌へ塗らない
- 目・鼻・粘膜へ使用しない
- 妊娠中、授乳中、子ども、服薬中の方は専門家へ相談する
- 香りで息苦しさや頭痛が出たら中止する
- 発作時に車を運転しながら精油を扱わない
- ペットがいる部屋では換気し、逃げられる場所を確保する
よくある質問
Q. パニック障害は治りますか?
A. 適切な治療によって、発作や予期不安が軽くなり、避けていた生活を取り戻せる方はいます。回復の経過には個人差があるため、焦らず治療を続けることが大切です。
Q. パニック障害は薬なしで克服できますか?
A. 認知行動療法を中心に治療する方もいますが、症状の強さによっては薬物療法が必要です。「薬を使う・使わない」を自己判断で決めず、希望や不安を主治医へ伝えて治療法を相談しましょう。
Q. パニック障害と不安障害の違いは?
A. 不安症は複数の病気を含む大きなグループで、パニック障害はその一つです。パニック障害は、予期しないパニック発作と、その後の予期不安や回避行動が中心になります。
Q. 動悸だけでもパニック障害ですか?
A. 動悸だけでは判断できません。不整脈、甲状腺疾患、貧血、薬やカフェインの影響などでも起こります。動悸を繰り返す場合は医療機関へ相談してください。
Q. 過呼吸になったら息を止める方がよいですか?
A. 苦しいのに長く息を止める必要はありません。大きく吸いすぎず、静かに吸ってゆっくり吐くことを意識します。呼吸法で余計に不安になる場合は、呼吸へ集中しすぎず、足の裏や周囲の景色へ意識を移しましょう。
Q. パニック障害に一番おすすめの精油は?
A. パニック障害を治療できる精油はありません。リラックス目的なら、ラベンダー、オレンジ、フランキンセンスなどから、自分が心地よいと感じる香りを少量試しましょう。
まとめ|パニック障害は一人で抱えず、治療とセルフケアを組み合わせよう
パニック障害は、突然のパニック発作だけでなく、
- また起こるのではないかという予期不安
- 電車や人混みなどを避ける行動
- 仕事や外出への影響
が続く病気です😣
気持ちの弱さが原因ではなく、認知行動療法や薬物療法など、専門的な治療の対象です。
発作が起きたときは、
- 安全な場所へ移動する
- 息を大きく吸いすぎない
- 静かに吸い、ゆっくり吐く
- 今見えるものや足の裏の感覚へ意識を戻す
- 初めての強い胸痛や呼吸困難は救急受診を検討する
ことを覚えておきましょう💡
アロマはパニック障害を治すものではありませんが、好きな香りを休息や気分転換のきっかけとして取り入れることはできます💗
「また発作が起きるかもしれない」と一人で耐え続けず、心療内科や精神科へ相談してくださいね😉
治療を受けることは、弱さではありません。安心して暮らせる時間を少しずつ取り戻すための、大切な一歩です🍀
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