〜漢方×アロマで考える、慢性炎症へのやさしいアプローチ〜
こんにちは、アロマかあさんです😊
今日はちょっと漢方よりなお話。でももちろん、アロマも一緒に登場しますよ〜🌿✨
「関節が熱を持って痛い」「腫れて赤くなっている」そんな時、パッと思いつくのは“炎症”。
漢方ではこういった状態を「熱邪(ねつじゃ)」と呼び、体に入った“熱の邪気”が悪さをしていると考えます🔥
でも実は、それだけじゃないのです(≧◇≦)!
【実例】60代マラソン愛好家の膝関節炎
ある60代の男性。ハーフマラソン大会のあと、右膝が熱を持って痛むようになり、赤く腫れています。
ところが問診を進めていくと…
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特に階段の上り下りでズキズキする
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少し歩いただけで痛みが増す
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夜間に熱を持って目が覚める
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汗をかきやすく、体力がない感じ
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舌は赤く、黄色い舌苔がついている
ぱっと見は「熱」ですが、実は「体の水分不足(陰虚)」や「体力の低下」も見え隠れしています。
つまり、“外からの熱邪”だけでなく、“内側の虚(きょ)”も関係していたのです。
🔍「熱邪(ねつじゃ)」とは?

漢方では、風・寒・暑・湿・燥・火の六つの外邪のうち「火(熱)」が過剰になったものを熱邪と呼びます。
赤く腫れる・熱をもつ・激しい痛み・喉の渇き・舌が赤い、などが典型症状。
でも実際には…
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加齢による体力低下(腎虚)
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汗や尿が少ない(津液不足)
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睡眠不足・疲労・ストレス(気血の滞り)
など、“土台の乱れ”があることで、熱邪に傾きやすくなるのです。
🧪 漢方的アプローチ:熱を冷ますだけじゃダメ!
この男性に使われた漢方は…
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白虎加桂枝湯(びゃっこかけいしとう)
→体の奥の熱を冷ましつつ、津液を補う処方 -
加味桂枝湯(かみけいしとう)
→虚弱な人の発熱や関節痛を穏やかに鎮める
ただの「冷やす」ではなく、体の潤いを補いながら、やさしく炎症を和らげる処方でした🌿
アロマでできるセルフケアも!

漢方のように体の内側から整えるのに対して、アロマは外側からのアプローチが得意✨
痛みや腫れに役立つ精油と、そのブレンド方法をご紹介します。
🧴おすすめの精油
精油名 | 作用 | 使い方 |
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フランキンセンス | 抗炎症・鎮痛・再生促進 | 痛む部位に塗布、深呼吸にも◎ |
ラベンダー | 鎮痛・鎮静・炎症緩和 | マッサージオイルに加える |
ペパーミント | 冷却・鎮痛・血行促進 | 清涼感が欲しいときに |
マジョラムスイート | 筋肉の緊張を和らげる | 肩や腰のこわばりにも効果的 |
🧴おすすめブレンド(ロールオン・10mlボトル)
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ホホバオイル:10ml
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フランキンセンス:2滴
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ラベンダー:2滴
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ペパーミント:1滴
ロールオンボトルで膝や肩にぬりぬり✨
日中の痛みや、運動後のケアにぴったりです。
🔄漢方とアロマの相乗効果とは?
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漢方=内側からの体質改善とバランス調整
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アロマ=外側からの即効ケア+リラックス
どちらか一方では足りないこともあります。
体に「熱」がこもっているのか、冷えているのか、疲れているのか…。
そんな視点を持ちながら、精油を選ぶこともとっても大事なんです。
🌙おわりに:痛みの奥にある“体の声”を聞いてみよう

痛みは、体からのサイン。
漢方でもアロマでも、「根本にあるものは何か?」に目を向けることで、本当の癒しが始まります。
「関節が痛むからとにかく冷やす」「炎症だからすぐ薬」…ではなく、
“体の熱はなぜ起きているのか”を丁寧に見ていきたいですね🌿
今日も自分を大切にできる、優しい時間をすごせますように🕊
📖参考:NIKKEI Drug Information2023.6