こんにちは、アロマかあさんです
「アロマテラピー」という言葉、よく聞くけれど
実はその歴史はとっても深く、今も進化し続けているんです
今回は、そんなアロマテラピーの基本と、
歴史の流れをやさしくご紹介しますね。
アロマテラピーってなに?

アロマテラピーとは、
植物から抽出した香りや成分(精油)を、嗅覚や触覚を通して体内に届け、心と体の両面を整える自然療法のこと
マッサージ、芳香浴、吸入など、いろいろな方法で取り入れられます。
長い歴史の中でその効果は伝えられてきましたが、
近年では科学的にも薬理作用が認められつつあり、
予防医学や代替医療の分野でも注目されています
アロマテラピーという名前の由来

「アロマテラピー」という言葉を作ったのは、
フランス人の科学者ルネ=モーリス・ガットフォセ。
彼は実験中に手に大やけどを負い、
とっさに手近にあったラベンダー精油を塗ったところ、
驚くほどきれいに回復したのだそうです。
この体験から、植物の香りと成分が持つ力に魅了され、
本格的に精油の研究を開始。
「アロマ(芳香)+テラピー(療法)」=アロマテラピー
という言葉を生み出しました
アロマテラピーのはじまり

香りの力は、古代の宗教儀式や病気の治療にも使われていました。
紀元前3000年の古代エジプトでは、
宗教儀式のほか、ミイラ作りの防腐剤や化粧品として、
植物から抽出した香油が使われていた記録が残っています。
あの有名なクレオパトラも、
バラの花をお風呂や香水に使っていたとか
古代の人々も、香りのある植物に癒しや薬効があることを、
経験的に知っていたのかもしれませんね。
アロマテラピーの発展
11世紀
植物から精油を抽出する蒸留法が確立され、ヨーロッパに伝わりました。
ペストやコレラなど感染症の治療にも活用され始めます。
17世紀ヨーロッパ
精油や芳香植物、ハーブやスパイスを使った香料産業が最盛期を迎えます
19世紀後半
科学技術の発展により、鉱物から成分を合成し、
薬や香料を作り出せるようになり、
合成香料の時代へと移り変わりました。
20世紀
再び注目されたのが、ガットフォセの研究を受け継いだ
フランス人の軍医ジャン・バルネ。
彼は戦地で負傷兵に精油を使い、治療に成果を上げたといわれています。
この流れから、フランスでは精油を医療の中で活用する研究が進み、
今では医療現場でもアロマテラピーが使われるようになっています。
現代アロマテラピーの2つの流れ

現在のアロマテラピーは、大きく2つのスタイルに分かれています
イギリス系アロマテラピー
→ 美容、リラクゼーション、ストレスケアが中心
サロンや家庭でも気軽に楽しめるスタイルです。
フランス系アロマテラピー
→ 医師の指導のもと、精油を薬のように医療分野で活用するスタイル。
一部の精油は医薬品のように処方されることもあります。
私が推しているドテラのアロマオイルはフランス式になります
日本でのアロマテラピー
日本にアロマテラピーが紹介されたのは1980年代。
当初はリラクゼーションを目的とした使い方が注目されましたが、
現在では代替療法として、医療機関でも関心が高まっています
まとめ

アロマテラピーは、
香りの力で心と体にやさしく寄り添う自然療法。
長い歴史と人々の知恵のなかで育まれてきたこの香りの文化を、
わたしたちも、日々の暮らしの中で無理なく楽しんでいきたいですね
これからも、一緒に香りのある暮らしを楽しんでいきましょう